劇的!ビフォーアフター 物件184 バケツのお風呂に入る家 part2 後編 で出てきたアイデアをチェックしましょう。
今回の劇的!ビフォーアフター 物件184 バケツのお風呂に入る家 part2 後編 で出てきたアイデアをチェックしましょう。
いよいよ後編で完成となります。
Wエンジンによる日曜大工のようなリフォームは、どんなことまで出来るのか、楽しみです。
また狭いキッチンのリフォームは、どんなアイデアが含まれるのかという点にも注目です。
キッチン下には普通の断熱材が入り、床は和室とキッチン一体の全面杉板となりました。
台所には業務用の厨房機器が据え付けられ、天井に穴を開けて換気扇も取り付きました。
低いフードに合わせた手作りフードと、配管を隠すダクト付です。
フードの上は、軽いものも置ける棚として使えます。
二つあるシンクのひとつに水切りできるふたをつけ、使い勝手を向上です。
使っていない勉強机や食器棚を運びだして、加工して利用するようです。
一方、流しの廻りはタイル仕上となるので、ここもWエンジンによる日曜大工となります。
前回の風呂場と同じ仕上なので、前回残ったタイルを利用しつつ、作業も分かっているので安く効率がよくなります。
いろいろな色のタイルを、まず組み合わせのデザインをしっかり配置しながら考えてから、作業開始です。
かなりカラフルな、楽しい雰囲気の台所廻りのタイル仕上げとなりました。
古い天井を塗装して仕上とするので、こちらも日曜大工で可能です。
塗料が付いてはいけない壁を市販の養生シートで覆い、ペンキをローラーで塗っていきます。
軽く、薄めに塗料を伸ばすのがコツです。
勉強机や食器棚は加工が終わり、新しい安価な合板製の棚も追加です。
そのままでは見た目が悪く、とげが刺さったりする可能性も高いので、しっかり塗装を行います。
こちらもWエンジンによる日曜大工、しっかりヤスリ掛けをして、塗装を数回(今回は7回!)塗り重ねて完成です。
これだけ手をかけると、かなり立派な仕上となります。
勉強机はテーブルになり、食器棚は壁据え付けの収納棚に生まれ変わりました。
テーブルは新しい天板と元々の天板2つに分離してスライドするので、かなり大きく使えるアイデアテーブルでもあります。
椅子も再利用ですが、机の高さが変わったので、大人にもちょうど良い高さとなりました。
アクリル板を加工して、スリット付の細長い板としました。
キッチン上部に角材を配置、安い蛍光灯を取り付けて照明とします。
そこに先ほど加工したアクリル板を設置して、照明カバーとしました。
適度に光を通しつつ反射するアクリル板が、柔らかい光を周囲に出してくれます。
今まで使っていた家電や家具を元に戻して、リフォームが完成です。
キッチンは和室を取り込んでダイニングキッチンとなり、流し台の高さにあわせた収納棚は、天板をつないで広げることも可能なつくりです。
床下収納も付き、キッチン廻りがコンパクトながら機能的となりました。
コンロの隣の収納棚は大理石の天板として、熱いフライパンでも直接置くことが出来ます。
隣の洗面所はキッチンと和室を仕切っていたガラス戸を再利用して仕切り、寒さを防ぎます。
その戸が収まる部分の奥は一面に棚作り、普段は食器棚として活用できます。
劇的!ビフォーアフター 物件184 バケツのお風呂に入る家 part2 後編 がようやく完成しました。
狭い場合は間仕切を取り払うのが基本ですが、そんな工事の中でも、素人の日曜大工でも工事可能な部分がかなりたくさんありました。
特に家具の塗装やタイルはりなど、丁寧に根気良く行えば綺麗に仕上がる部分も多いものです。
そんな中でもキッチン廻りやテーブル、照明などにアイデアを盛り込んで、安価なコストながら楽しいリフォームとなりました。
小さなリフォームでは、全体の価格の中で人件費の割合が多くなるので、可能な部分を日曜大工で行うことは効果が高いのです。
ただこのような日曜大工を併用することに対応してくれる設計者や工務店は少ないはずなので、そこが今回のリフォーム手法の弱点ともいえそうです。