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私が安心して薦める材料の中で、木材についての考え方を紹介しましょう。

木材にはグレードが決められていて、無節>上小節>小節>1等品を仕上材として使います。
1等品は構造材や下地材にも使用されます。

価格はグレードが一つ上がることに2倍位になりますから、無節と1等品では8倍くらいの値段差が生じます(値段差は木の種類や地域によってもかなり変わりますが、ここでは大まかな内容の話をしましょう)。

1等品を仕上材に使う場合は、一つの家に使う材料を一括で発注し、死節(穴が開いた節の部分)には埋木をして、節が多い物や良くない材料を収納や押入れに使い、比較的いい材料を選んで各居室に振り分けて使います。

外壁に使う場合は、基本的に埋木が不要の材料を使います。
外部では木材の膨張・収縮が激しくなるので、埋木が外れる可能性があります。
生き節(節は見えるが欠損がない物)だけの材料か、無節を使うことになります。
ただ最近は壁の下地で雨を防ぐ工夫をしてから木板を貼る場合がほとんどなので、死に節や埋木でも実害はないので、後は見た目の問題だけとなります。

木材を浴室や外部に使うときは、木部(特に下端)に水がたまらないように注意して使いましょう。
木材はもともと小口(年輪が見える面、板を縦貼りにしたら下端と上端の面)から水を吸い込む性質があります。
その小口に水がたまりやすい状態になると板が水を吸い込みやすく、すぐに腐ってしまうのです。


使用場所ごとにお勧めする木材は、
天井・壁は、色が濃いと重たい感じを受けるので、色が薄めの杉か桧がお勧めです。
床については多少色が濃くても良いので、歩いた感触が硬すぎない松か桧が適しています。
厚手の杉で根太を無くす工法も、独特の柔らかい感触でお勧めできます。

木デッキについては、メンテナンスを減らしたい場合はチークやイペなどの耐久性が高い樹種(最近では他にもいろいろな地域から耐久性が高い木材が輸入されています)がお勧めです。
屋外でも柔らかい感触も欲しい場合は、桧や杉の心材も良いでしょう。
外壁に使用する木板では、杉か桧がお勧めです。
浴室や洗面所や便所の壁や天井は桧がお勧めで、臭いが気にならなければより水に強いヒバも良い材料といえます。


私のお勧めの木材としては比較的柔らかい材料に集中してしまいましたが、触った感触や見た目の柔らかさの点でお勧めなのです。
木材にはさまざまな種類があるので、サンプルの木材料を見ながらあなたが好きな材料を探すことも楽しいものです。
また外部の木部をきれいに保つためには、頻繁なメンテナンス(3年毎の塗り直しなど)が必要な点も考慮する必要があります。

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住まいづくり研究室                            2012年10月12日更新
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