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太陽利用のエコ住宅のために、サンルームを設置することも意外に効果的です。
暖房として利用できる時間に限りがあるという制限がありますが、日差しの暖かさを直接住まいに取り込むことが出来る、自然な暖かさが最大の特徴なのです。


サンルームは、全面をガラスやプラスチック系の透明な素材で取り囲んだ部屋です。
日差しの暖かさをたくさん取り込むことが出来るので、日差しがある時間は冬でも十分な暖かさを得ることができます。

通常は天井も透明の素材で作るので、たくさんの日差しの熱を取り込むことが出来ます。
屋根上や天井面に日差しを遮るオーニングやすだれなどを設置すれば、夏には日差しを遮るスペースとしても活用できます。
暖房の効果は晴れている時間と暖かさが残っている時間に限定されますが、日差しによる暖房効果には独特の良さがあります。

サンルームを設置するには、庭のスペースが広めで、日差しが十分に入る敷地であることが必要です。
設置費用自体はさほどかかりませんが、最適な設置場所を確保するのが難しい場合もありそうな太陽利用システムなのです。


サンルームを設置するのは、通常は家族が集まるリビングやダイニングキッチンに接する場所となるでしょう。
通常はリビングの南側にサンルームを設置するので、南面の景色もサンルームを介したものになりがちです。
しかしサンルーム自体が南面で日差しを受けられれば、つながる部屋は南側(サンルームから見て北側)にこだわる必要はありません。
隣接さえしていれば、サンルームの暖かさをリビングなどに取り込むことが出来ます。


サンルームは、昔から利用されている太陽利用のエコロジー住宅です。
冬に日差しの暖かさを最大限に活用できる、天然の暖房設備ともいえるものです。
そのサンルームの効果を最大限に活用するには、夏の時期には日差しを遮ることと、他の部屋とのつながりです。
太陽の日差しを利用する住まいのシステムとしては非常にシンプルなものですが、それ故にしっかりとした計画が要求されるのです。

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住まいづくり研究室                                2011年3月25日作成
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