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鉄骨造住宅の天井も、ある程度つくり方が決まっています。
吊り下げるボルトの固定が、一番のポイントとなります。

天井をデッキプレートに固定する場合の作り方を、下図に示します。

S天井1

デッキプレートに吊り金物(直径9mm程度)を埋め込んでおき、コンクリートを打設します。
それ以下のつくりはRC造と同様です。

木製下地 天井仕上は、あらかじめ埋め込んでいた吊金物で吊木を取り付けます。
そして木製の野縁と野縁受で天井を支えます。
野縁・野縁受・吊木は4.5cm角程度の材料で、野縁は縦横とも45cm程度(仕上げによっては30cm程度)の間隔とします。

軽量鉄骨天井下地 天井仕上は、あらかじめ埋め込んでおいた吊ボルトで、ハンガーと呼ばれる金物を吊ります。
野縁や野縁受も薄い金属板を加工したものを利用し、野縁受けをハンガーで支えます。
野縁は0.5mm程度の亜鉛メッキされた鋼板を加工して、断面が幅25mm高さ19mm(天井材のつなぎ目部分は幅50mm)程度に加工された材料を使用します。
間隔は、45cmから30cm程度(天井仕上材によります)です。
野縁受は1.6mm程度の亜鉛メッキされた鋼板を使用し、断面が幅12mm高さ38mm程度に加工された材料を間隔は90cm程度で使用します。


ALC版や折版屋根に吊りボルトを固定する場合は、下図のようになります。

S天井2

ALC版に取り付ける場合、ボルトが付く部分を欠き込んで吊り金物を取り付けます。
吊り金物に吊りボルトを取り付け、以下はデッキプレートにおける天井の作り方と同じです。

折版屋根に取り付ける場合、折版の山の部分に吊り金物を取り付けます。
クリップタイプの折版の場合は、専用の吊り金物を使用して取り付けます。
吊り金物に吊りボルトを取り付け、以下はデッキプレートにおける天井の作り方と同じです。


天井裏の空間が広い(吊りボルトが長くなる)場合は地震の際に天井の揺れが大きくなり、天井材の落下の危険が生じます。
そのため、振れ止め金物を設置するなど天井の変形を抑える工夫が必要です。
天井部分は、しっかり固定することが室内の安全を確保するために重要なポイントとなるのです。

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住まいづくり研究室                            2012年10月6日更新
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