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鉄筋コンクリート(RC造)住宅の基礎部分は、独立基礎連続基礎べた基礎の3種が主流です。
杭を併用する場合は、独立基礎の直下に杭を配置する形となります。
実際の形状は下図のような形です。

RC基礎1

独立基礎は、ラーメン構造で主に使用されます。
柱の下の基礎フーチング(広がった部分、底盤)で建物の荷重を支え、基礎梁で基礎フーチング同士をつなぎます。
比較的地盤が良好な場所で使用されます。
敷地に余裕がない場合は、柱の芯と基礎フーチングの芯をずらしたり変形させて配置して、基礎フーチングを補強します。

RC基礎3

これを基礎の偏芯と呼びます。

連続基礎は、主に壁式構造に使用される基礎の作り方です。
木造住宅の布基礎と基本的には同じ作りですが、荷重が大きい為に基礎フーチング(広がった部分、底盤)や基礎梁の大きさがかなり大きくなり、配筋と呼ばれるコンクリート内の鉄筋も太くなります。
敷地に余裕がない場合は、逆T字型の断面をL字型の断面とする事もあります。

また地盤が弱い場所などでは、べた基礎と呼ばれるつくりを採用する場合もあります。

RC基礎2

耐圧板と基礎梁で船底のような空間を作り、軟弱な地盤では中を中空として建物を浮かべるような形とします。
浮力と建物の重さが釣り合うことで、建物の沈みこみを防ぎます。
中空部分に水がたまらないように、地下部分に防水処理が必要となります。
一般的な地盤の場合には、空間部分を埋め戻したり砕石をつめたりする場合もあります。


基礎は、住宅上部の構造と地盤や敷地の状態によって作りが変わってきます。
また基礎の深さは木造の基礎より深く、遺跡地域(埋蔵文化財包蔵地区)では工事の前に遺跡の有無を調査する必要が出てくることも多くなります。

鉄筋コンクリート(RC造)住宅の場合、敷地の地盤の強さを事前に正確に把握することが特に重要となります。
建物が非常に重くなるので、敷地の地盤の状態によって基礎の作りや大きさがかなり異なってきます。
そこで鉄筋コンクリート住宅は、地盤の詳しい調査が欠かせない構造といえるのです。

構造の種類 基礎部分 床部分

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住まいづくり研究室                            2012年10月6日更新
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