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ペットの為の住まいづくりでは、ペットの上下の移動のしやすさを考えることも大切です。

まず、ペットは出来るだけ1階で飼うことがポイントです。
2階に登らせるとなると、散歩など外出するたびに階段での移動が必要になります。
階段を登ることはそれほど難しくないのですが、階段を下りるのが難しい犬も多いのです。

階段を下りる際には、ペットは頭から下りるのが一般的になるため、階段の段差が大きいと恐怖を感じてしまうこともあります。
更に階段の床面は滑りやすい場合も多いので、恐怖感が増してしまいます。
段を下りた瞬間に滑ると、怪我の原因となるのは人間も同じでしょう。

さらにペットは体の作りから足の関節が弱い為、頻繁に段差を上り下りするのは、体にも良くない行為です。
普段4つの足で支えている体重を前足2本で、更に変な形で支えるため、関節部分への負担が大きくなるのです。

ペットの場合 足が小さいので、階段のノンスリップ(階段鼻先の滑り止め)は、あまり意味がありません。
人間の赤ちゃんのように足から下りるにしても、危なさを感じるのですから、ペットが頭から下りることは さらに危険なことなのです。


このため、ペットは1階で飼うことが基本といえるのです。
しかし家の作りなどの理由で、2階をペットの住まいとすることも少なくありません。

その場合は、小さいペットであれば抱えて階段を下りることが基本といえます。
2階でペットを飼う場合、階段の床面を滑りにくくすることと、1段の段差を小さくする配慮が必要となります。
可能ならばスロープを設置した方がいいでしょう。

縁側など、ちょっと高めの段差はペットの大きさによって対策が変わります。
大きなペットなら簡単に上り下りできますが、小さいペットだと階段が必要になる場合もあります。
この際の段差部分は広めに取って、段の上でペットが姿勢を直せるくらいの大きさにすると、下りやすくなります。

ペットに恐怖を感じさせないで上下の移動が出来ることが、2階以上でペットを飼う際の最大の注意点といえるのです。

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住まいづくり研究室                            2012年8月30日更新
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