住まいづくり研究室、タイトル画像

太陽熱集熱外装パネル

最新の建材と設備機器を考える 建材

住まいづくり研究室


最新の建材と設備
機器を考える


2008年 建材

消臭壁紙

木炭ボード

小規模建築用免震装置

太陽熱集熱外装パネル

シリコーン系木材保護塗料

防音ブラインド他

天然繊維の断熱ボード

インテリジェント透湿防水気密シート

断熱基礎型枠

漆喰シート

床暖房対応無垢フローリング

コルクフローリング

茶殻の畳

樹脂サイディング

多機能網戸

厚型軽量瓦



住宅新築のはじめに


住宅リフォームはじめに


家づくりの設計と現場


快適さと使いこなし


建物探訪のデザインや
アイデアを活用

テーマ別
住まいづくりのポイント


 

住まいづくり研究室では
一級建築士の管理人が
はじめての住宅取得する際
から上手に使いこなすまで
住宅つくりに役立つ情報を
豊富にわかりやすく紹介

建築家や工務店や
ハウスメーカー選びから
建材設備を選ぶポイント
メンテやインテリアまで
住まいの情報が満載です。

 

 

太陽熱集熱外装パネルは、簡単なファン以外の動力源や熱源を使わずに暖房できる点が最大の特徴です。


  メーカー(新日軽)公表の特徴は
太陽熱集熱外装パネルとは、アルミ製のスパンドレルを外壁を覆うかたちで設置して太陽熱を集め、外壁とスパンドレルとの間を通過する空気を暖めてファンで室内に吸引する簡易暖房補助システムです。
(暖房器具との併用で御使用ください)
太陽エネルギー以外のエネルギーをほとんど使わないため、暖房によるCO2排出量を大幅に削減することができます。
太陽熱を利用して空気を暖めるため、ひと月あたりのランニングコストは給気ファンの電気代約18円しかかかりません。

新鮮な暖かい空気による暖房なので、一酸化炭素中毒等の健康被害の心配がありません。
給気ファンにより空気を循環させているので、窓を開けなくても暖房と換気が同時に行えます。
ローコストなので廊下やトイレ、浴室等でも手軽に利用でき、部屋間の温度差も低減できます。
火を使わない暖房なので、外出時に稼動させていても安心。室内を暖かく保つことができます。
  以上が概要です。


太陽熱集熱外装パネルを利用すると、設置面積や設置場所にもよりますが、昼間の暖房にかかるエネルギー(光熱費)を大幅に削減できます。
また、夏でもスパンドレルの下地となる外壁面の温度上昇を抑えることが出来るので、若干ながら断熱効果が上がります。
夜間も壁面が暖まっている時間は効果がありますが、冬の時期は温度が下がるのも早くなります。

しかし、冬季の日が当たっている時間しか暖房効果がないという点が弱点ともいえます。
共稼ぎなどで、昼間に住まいを留守にすることが多い家庭では、省エネ効果が少なくなってしまいます。
夜間は普通の暖房が必要となるので、暖房機器をコンパクトにも出来ません。

また、設置コストに対して省エネルギー効果が期待できるのは、冬季の日射が多い太平洋に面した地域で比較的温暖な地域に限られます。
このような制限が多い暖房方式なので、設置の前に十分な検討が必要といえるでしょう。


太陽熱集熱外装パネルは、昼間の暖房効果を最大限に活用することが出来るか否かが最大のポイントとなります。
冬季の暖房に対してしか省エネルギー効果がない為、昼間の暖房利用が少ないと設置費用の回収も難しくなるのです。
外壁デザインのアクセントとして利用する分には、設置コストを無視できるので効果的といえますが、暖房費用削減の為に設置するにはリスクが多い方法といえそうです。


製品例:ソーラースパンドレル

最新の建材と設備機器を考える 太陽熱集熱外装パネル 小規模建築用免震装置

ページトップ

住まいづくり研究室
住まいづくり研究室 アイコン    「住まいづくり研究室」へのリンクは自由です、連絡も必要ありません。

copyright 2008-2016 kazu All Rights Reserved