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          住まいづくり研究室 メール便

                       第0160号 2012年03月01日

       住まいづくり研究室   http://www.ie-erabi.com
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■住まいのニュース 2012年3月1日

現在300平米を越える新築住宅を作る場合には、
省エネ法に適合した住まいを作る必要があります。
住まいの断熱性能を高めることで、
冷暖房にかかるエネルギーを減らすことが目的です。

さらに2020年までに、すべての新築住宅について、
省エネ基準への適合を段階的に義務化する方針が、政府により示されました。
住宅の断熱性能を高めると室内は快適になりますが、
住まいの価格は高くなってしまいます。


省エネ法に全ての住宅を適合させる為には、
現在普通に行われている住まいの断熱工事よりも、
ワンランクアップした断熱性能が要求されます。

特に天井と床下の断熱性能については、
現在一般的に使用されている断熱材の倍くらいの断熱材が必要です。
その分だけ、新築住宅の価格も高くなります。


住まいの断熱性能を高めれば、室内の温度が安定して、
冷暖房にかかる電気などのエネルギーも減らせるという特徴があります。
そこで基本的には正しい法案といえます。

しかし、住まいづくりの自由度は減らしてしまう可能性もあるので、
ちょっと微妙なところでもあるのです。

また最近ちょっとずつ増えつつある、日本古来の伝統工法を採用する住まいも、
断熱性能を確保しにくくなることが考えられます。

木をたくさん使った住まいには、
CO2を減らしてC(炭素)を取り込んだ木材を、
たくさん使用しているという、CO2固着効果もあります。

そこで省エネ法の全ての新築住宅への義務化する際には、
木をたくさん使用することで、
除外できるような内容を加えて作って欲しいと願うものです。


とうとう東京スカイツリーが完成しました。
展望台の開業は5月、電波塔としては2013年からスタートです。
電波塔としては世界一の高さで、今までに無い景色が楽しめそうです。

基本的にはうれしい話なのですが、
東京タワーからは電波が発信されなくなります。
電波を発する場所が変わってくるので、
せっかく地デジのために建てたアンテナも、
向きを調整することが必要となります。

ここで疑問に思うのが、なぜ地上デジタル放送に完全移行する前に、
東京スカイツリーが出来ていなかったのかという点です。
地デジへの移行は、完成に合わせて延ばすことも出来たはずです。
実際東北3県は、地震の後に完全地デジ化の時期を延ばしました。

地上デジタル化とした後に、更なる支出や手間が必要となるのに、
完全地上デジタル化の時期を変えなかった、しっかりした理由を、
担当の役人や放送局(特に有料放送であるNHK)に聞いてみたいところです。

アンテナの向きを変えることが迫られる時期になると、
完全地デジ化の際と同様の混乱が、再び起きそうです。

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