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第0155号

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メールマガジン  こだわりの住まいを上手に創る 第0155号  の内容です。

 

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          住まいづくり研究室 メール便

                       第0155号 2011年12月16日

       住まいづくり研究室   http://www.ie-erabi.com
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     住宅の新築から、リフォームやインテリア選びまで、
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       現在のテーマは鉄筋コンクリート住宅つくりです。
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■RC住宅の電気工事

電気工事の場合は、RC住宅と木造住宅とを比べると、
電気を取り入れる位置と換気扇など開口部分に注意が必要となります。

電柱から電気を取り入れる部分は、
コンクリート躯体部分に、しっかり固定することになります。
そこでコンクリート躯体を作る前に、
電気を取り入れる位置を決めておく必要があるのです。

また換気扇など壁に穴を開けて設置する設備機器も、
コンクリート躯体を作る前に、位置を決めておく必要があります。
コンクリートが出来た後に穴を開けると、
鉄筋を切ってしまったりするトラブルが生じやすいので、
事前に場所を決めて、あらかじめ穴をあけておくことが大切なのです。


電気設備を選ぶポイントは、照明と空調機器とIHヒーターでしょう。

空調やIHヒーターの効率を考えると、
今後の住まいの電源は、200Vが必須ともいえるのです。

空調機器は、リビングなど住まいの空間が広くなるにつれて、
機器の冷暖房能力が高くなっています。
そうなると、大量の電気が必要となり、
従来の100Vの電源では容量が不足してしまうことが考えられます。

さらに、このような大きな電気を使用する機器は、
100Vの機器より200Vの機器のほうが効率が高いので、
電気代が安くなるという効果もあるのです。

IHヒータでは、200V電源が標準です。
100V仕様のIHヒーターは発熱量が不足するので、
上手く調理が出来ない事すらありえます。

もちろん、200V電源を利用しても、
一般的なコンセントは100Vのままなので、
その他の機器は一般的な製品を活用できます。

また最新のエアコンは、節電性能が高まっています。
機器の効率を上げたり、室内センサーを使用することで、
電気の無駄を防ぎ、毎月の冷暖房費を抑えることが出来るのです。
除菌機能や暖かさを保った除湿など、新しい機能も熟成しつつあります。
そこでエアコンについては、工事中の最終決定の際に、
最新の製品をチェックすることが大切なのです。


そして照明機器の節電性能も、大きなポイントとなります。
使う電力が少ないLED照明や、長寿命の蛍光灯照明の開発が進んでいます。

特に電球の代わりとなりやすい、LED照明や電球型蛍光灯では
進歩が著しく、新製品の登場も活発です。

LED照明はローコスト化が進み、
電球型蛍光灯では、点灯が早いタイプや
発光効率を高めた製品が商品化されています。

また部屋の主照明で使用することが多いシーリングライトは、
蛍光灯部分の進化が著しく、渦巻き型や四角型や2重巻き型など、
様々なタイプが商品化されています。

蛍光灯の発光効率はLEDよりも高いので、
節電しながらも、より明るい照明機器となっているのです。
蛍光灯の寿命も1万時間から2万時間程度と、かなり長くなっています。

このように進化が早いので、設計時に選んだ製品がモデルチェンジしていたり、
より良い機器が発売されているケースが発生しやすくなっているのです。

そこで、実際に発注する前に、再度の検討を行なうことがお勧めです。
LED照明を選んでいたら、より安価な製品があるかもしれませんし、
蛍光灯の場合は、より寿命が長く、より効率の高い(電気代が節約できる)
製品が発売されている可能性があります。


住まいの電気関係では、
計画段階での200V電源の検討と、
工事中の最終決定時点での、照明機器やエアコンの再検討がポイントなのです。
新製品は節電性能が高まっているので、
最新製品を選ぶだけで電気代を減らすことも可能になります。

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