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第0153号

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メールマガジン  こだわりの住まいを上手に創る 第0153号  の内容です。

 

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          住まいづくり研究室 メール便

                       第0153号 2011年12月02日

       住まいづくり研究室   http://www.ie-erabi.com
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     住宅の新築から、リフォームやインテリア選びまで、
    住まいを上手に創り、活用するための情報をお届けします。
       現在のテーマは鉄筋コンクリート住宅つくりです。
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■内部仕上げ工事

RC住宅は、コンクリート壁の部分とそれ以外の壁部分では
作りが異なる場合があります。

コンクリート部分の内壁は、
GL工法と呼ばれる石膏ボードを団子状の接着剤で貼り付ける場合と、
胴縁と呼ばれる薄い板を貼り付け、
それに石膏ボードを貼り付ける場合があります。

GL工法で内壁を作る場合、
エアコンなどを取り付ける部分には、特に注意が必要となります。
通常はエアコンを取り付ける部分の内壁には合板を下地としますが、
団子状の接着剤ではエアコンを取り付ける強度が不足します。
そこで下地を作る必要があるのです。


コンクリート以外の内壁は、下地に鉄を使う場合と木材を使う場合があります。
壁の下地となる鉄材として、
薄い鉄板をコの字の断面型に加工したものを使用します。
鉄板が薄いので壁材がビス止めできますし、
通常亜鉛メッキされているので、錆びにくくなっています。

内壁の下地に木材を使う場合、
木造住宅で使用される柱よりもかなり細い材料を使うのが一般的です。
屋根や外壁を支える必要が無いので、細い材料でも強度は十分なのです。
壁の厚みを薄く出来るので、室内をより広く使えます。


工事が進んでくると、床から天井、壁など室内のいろいろな場所ごとに、
材料を決める事になります。

住まいの計画の段階で、材料自体は決まっている場合も多いのですが、
色を決めるのは工事がはじまってから行なうことも少なくありません。
また実際に使用する材料を見て、変更を行う場合もあります。

使う材料の色を決める場合は、
使用する面の大きさが違うことを頭に入れて選ぶことがポイントです。

サンプルは小さいものですが、実際に使用する面積は大きいので、
予想と違ってくる場合も少なくありません。

同じサンプルでも、大きいサンプルがあれば、
大部分を隠した小さい時の色と、全体を見たときの色を比べて、
印象の違いを実感すれば、
実際に使用する広い面になった際の印象も、予想しやすくなります。


色は光の当たり方が変わっただけでも、印象が大きく変わるので、
出来れば実際の工事現場の、実際に使用する場所にサンプルを置いて
比較することも、的確な判断には欠かせないことです。

ですから、主要な部屋の色を決める際には、
可能な限り、実際の現場に出かけて決めましょう。


使用する材料を、工事の途中で変更する場合、
コストの変化を的確に把握しておくことが大切です。

また、選ぶ色によってはコストが上昇することがあるので、
色を選ぶ際にも、コストの確認が必要な場合もあります。

使用する材料自体を変更する場合は、
計画の時と同様に、耐久性にも注意を払う必要があります。


工事が進んでいると、材料の決定を急がされる場合も少なくありません。
決定が遅れると、工事自体が遅れてしまうからです。
しかし、納得しないで工事が進んでしまうと、
住まい対する愛着も薄れてしまいかねません。

納得できる仕上げ材料選びは、
住まいに愛着を持って長く使うためには欠かせないものです。
早めに材料のサンプルを入手して、納得できる色や材料を選びましょう。

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