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第0151号

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メールマガジン  こだわりの住まいを上手に創る 第0151号  の内容です。

 

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          住まいづくり研究室 メール便

                       第0151号 2011年11月18日

       住まいづくり研究室   http://www.ie-erabi.com
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     住宅の新築から、リフォームやインテリア選びまで、
    住まいを上手に創り、活用するための情報をお届けします。
       現在のテーマは鉄筋コンクリート住宅つくりです。
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■RC住宅の基礎と躯体工事

住まいづくりで最初に工事が行なわれる基礎部分は、
住まいの土台となる大切な部分です。
特にRC住宅は重いので、地盤の強さと共に重要な部分なのです。


大事な基礎工事におけるチェックポイントは、地盤と鉄筋部分です。
どんなに鉄筋コンクリート部分がしっかり作ってあっても、
地盤が弱ければ全体が傾いたり、沈んだりする可能性があります。
元々田んぼだった土地に土を盛って作った敷地などでは、
地面が弱い可能性が高いので、特に注意が必要となります。

建物が建つ部分の地盤については、設計の段階で確認しているはずですが、
工事が始まったときに、改めて確認することも大切なのです。
土を掘ったときに地盤が弱そうなところを見つけたら、
地盤を改良する工事を行うことも検討しましょう。


基礎や躯体部分(鉄筋コンクリートで作る部分)の工事においては、
配筋と呼ばれるコンクリートの中に入る鉄筋の太さや間隔が
設計図通りに工事が行なわれていることが大切です。

コンクリートの外形は工事の後からでも確認することが簡単ですが、
内部に埋まってしまう鉄筋の状態を確認する為には、
特別な機械が必要になるので、簡単には確認できません。

そこで、実際の工事中にしっかり工事がなされていることを
確認することが大切なのです。

これを本格的にチェックすることは、かなりの知識がないと大変です。
しかも、工事の進行に応じてチェックするべきポイントがあるので、
あなたが現場を確実にチェックすることは、
現実的には、ほとんど不可能ともいえるのです。


その為に設計者が工事監理の責任者として、
鉄筋やコンクリート工事の内容をチェックするのです。
この設計者が工事業者の下請けでなければ、
工事の不良部分を的確に指摘しやすくなります。

しかしハウスメーカーなどでは、
設計者と工事業者が同一会社の従業員となるので、
このチェックが甘くなる危険性もあります。

また設計者の経験が少ない場合や、
工事監理に力を入れていない設計者の場合にも、
この大事な構造部分のチェックが甘くなります。


そこで、もし工事のチェック体制に不安を感じる場合は、
第三者監理と呼ばれる、工事をチェックしてくれる建築士に、
住まいの工事のチェックを依頼することも考えましょう。

第三者監理を行ないたい場合、
住まいを建てる地域の 建築士会連合会 などに問い合わせれば、
紹介してくれるはずです。

この第三者監理には、かなりの費用がかかります。
また、実際に工事を始める前に依頼する必要があります。

そこであなたの住まいの工事が始まる前に、
工事がどのような体制で行われるのか確認して、
不安が大きい場合は、第三者監理に依頼することも考えましょう。

また、建て主であるあなたが工事現場を頻繁に訪れて、
しっかり写真を撮っていると、手抜き工事やミスを防ぐことにつながります。
人が見ている前では手抜き工事はしにくいですし、
写真という証拠も残るので、工事のミスを防ぐことにもつながります。

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