住まいづくり研究室、タイトル画像

第0149号

こだわりの住まいを上手に創る

住まいづくり研究室


こだわりの住まいを上手に創る
バックナンバー集


住まいづくり研究室
メールマガジン



住宅新築のはじめに


住宅リフォームはじめに


家づくりの設計と現場


快適さと使いこなし


建物探訪のデザインや
アイデアを活用

テーマ別
住まいづくりのポイント


 

住まいづくり研究室では
一級建築士の管理人が
はじめての住宅取得する際
から上手に使いこなすまで
住宅つくりに役立つ情報を
豊富にわかりやすく紹介

建築家や工務店や
ハウスメーカー選びから
建材設備を選ぶポイント
メンテやインテリアまで
住まいの情報が満載です。

 

 

 

メールマガジン  こだわりの住まいを上手に創る 第0149号  の内容です。

 

■■■■■□□□□−−こだわりの住まいを上手に創る−−□□□□■■■■

          住まいづくり研究室 メール便

                       第0149号 2011年11月04日

       住まいづくり研究室   http://www.ie-erabi.com
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
     住宅の新築から、リフォームやインテリア選びまで、
    住まいを上手に創り、活用するための情報をお届けします。
       現在のテーマは鉄筋コンクリート住宅つくりです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■費用を下げるポイント

住まいの見積書ができてチェックすると、
準備していた住まいの予算では不足することもあります。

そこで見積もり金額を予算の範囲に収める為に、
住まいの計画を若干変更して、費用を下げることになります。

住まいの見積もり金額と予算の違いが1割程度なら、
内部の材料を変更したり、無駄を省くことで
多くの場合は、見積もり金額を予算の範囲まで抑えることが出来ます。

しかし見積もり金額と予算の違いが2割以上になると、
多くの場合は、床面積を減らしたりと、
住まいの計画自体に大きな変更が必要になります。

そこで1割程度住まいの費用を下げる場合と、
大きく計画を変更する場合の2つのケースに分けて考えましょう。


1割程度住まいの費用を下げる場合には、
まず室内の仕上げ材を変更したり、設備機器のグレードを下げたりして、
住まいにかかる費用を下げます。

手間が掛かる部分を省略して既製品を活用することで、
費用を下げても良いでしょう。

当面必要のない間仕切壁を省略することでも、費用を下げられます。
子供が小さい間は個室の壁は必要ありませんし、
納戸のスペースについても、広ささえ確保しておけば、
カーテンなどで目隠しができます。

住まいの内部を変更しても見積もり金額が十分下がらない場合は、
屋根や外壁の仕上げのグレードを下げることになります。
この場合は、耐久性が下がらない範囲でグレードを下げることが大切です。
耐久性が低い仕上げ材料を使ってしまうと、

リフォームが必要になるまでの期間も短くなります。
屋根や外壁のリフォームにはかなりの費用がかかるので、
住宅ローンが残っている期間に、余計な支出が必要となる危険性があります。
それを防ぐ為に、耐久性のグレードは下げないことが大切なのです。


予算と見積もり金額の差が大きい場合は、
床面積を減らすなど住まいの計画に大きな変更が必要となります。

床面積を減らすポイントとしては、当面必要のない空間を減らすことです。
納戸に余裕があれば減らして、必要になったら物置小屋を作る方法もあります。
子供部屋など個室については、机やベッドにちょっと工夫をすれば
小さく作ることができます。

廊下をできるだけ省略することも、住まいを小さくするには効果的です。
必要なときだけ建具で仕切れるようにすれば、
使い勝手や冷暖房の面でも、大きな違いは生じません。

床面積を減らした場合は、将来増築が可能なように、
庭のスペースを開けておいたり、
増築しやすいコンクリート躯体にする配慮も行いましょう。

特に鉄筋コンクリート住宅は、将来の増築が行いにくい場合も多いので、
予算の都合で床面積を減らす場合は、
増築を踏まえた計画が欠かせないのです。

こだわりの住まいを上手に創る バックナンバー集 こだわりの住まいを上手に創る 第0150号

ページトップ

住まいづくり研究室
住まいづくり研究室 アイコン    「住まいづくり研究室」へのリンクは自由です、連絡も必要ありません。

copyright 2011-2016 kazu All Rights Reserved