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メールマガジン  こだわりの住まいを上手に創る 第0135号  の内容です。

 

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          住まいづくり研究室 メール便

                       第0135号 2011年07月29日

       住まいづくり研究室   http://www.ie-erabi.com
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     住宅の新築から、リフォームやインテリア選びまで、
    住まいを上手に創り、活用するための情報をお届けします。
       現在のテーマは鉄筋コンクリート住宅つくりです。
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■RC住宅は火災に強い?

鉄筋コンクリート住宅は、火災に強い印象があります。
コンクリートは火事くらいの炎では燃えないので、
隣の建物が火事になった場合でも、燃え移りにくいことは確かです。
また建物が火事になっても、コンクリート部分が残ります。


鉄筋コンクリートの建物は、隣の建物が火事になった場合でも、
燃え移りにくくなります。
稀に窓や換気扇などの開口部分から燃え移ることもありますが、
基本的には、外部からの火災には強い建物といえるのです。

しかし室内で火災が発生した場合は、室内は燃えてしまいます。
鉄筋コンクリート住宅でも、間仕切壁などの下地には木を使うことが多く、
この部分は燃えます。
木製のカウンターや収納棚なども、普通に燃えますし、
エアコンや照明機器など、火が付くと燃えてしまう製品も使われています。

さらに室内には、椅子やクッション、カーテンや衣類など、
燃えやすいものがあふれています。
鉄筋コンクリート住宅といえども、室内に燃えるものがあれば、
室内で発生する火事を防ぐ効果は、ほとんどないのです。

室内で火事が発生した場合、木造住宅と比べて、鉄筋コンクリート住宅は、
柱や梁が燃えない分、燃えるのが遅くなる程度で、
室内が燃えてしまう点では、木造住宅と大きな違いはないのです。


ただ鉄筋コンクリート住宅は火事に遭っても、
燃え尽きないところはポイントとなります。
木造住宅の場合、火災が進むと建物が壊れることで
避難が出来なくなることも、可能性は少ないながら考えられます。

住宅の火災で亡くなられる場合は、体が不自由で逃げられなかった場合と、
有害な煙が原因となることが多くなります。
鉄筋コンクリート住宅は、体が不自由で逃げおくれることに対しては、
燃えるのが遅いことで効果があります。

しかし木造よりも気密性が高いので、不完全燃焼となりやすく、
有害な煙が発生しやすく、溜まりやすい傾向もあるのです。


鉄筋コンクリート住宅は、
外部からの火災に対しては燃え移りにくいという利点があります。
しかし室内には燃えるものがたくさんあるので、
室内で発生する火災については、木造住宅とほとんど変わりません。
鉄筋コンクリート住宅といえども、火災に関して油断は禁物なのです。

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