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          住まいづくり研究室 メール便

                       第0132号 2011年07月08日

       住まいづくり研究室   http://www.ie-erabi.com
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     住宅の新築から、リフォームやインテリア選びまで、
    住まいを上手に創り、活用するための情報をお届けします。
       現在のテーマは鉄筋コンクリート住宅つくりです。
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■地震に強いRC住宅

鉄筋コンクリート住宅は、地震に強いとよく言われます。
実際にも鉄筋コンクリートの住まいは、比較的地震に強くなっています。
ですがギリギリの状態で作ると、しっかり作られた木造住宅と比べても、
地震に対する強さでは、さほど変わらないのです。

鉄筋コンクリート住宅は、大抵の場合構造計算と呼ばれる、
住宅の強さを計算によって確かめた上で、作ることになります。
そのため、しっかりした強度を確保することが出来るのです。

最近では木造住宅の耐震性能を確保する為に、
計算も行われるようになっています。
地震に対する強さで見ると、
鉄筋コンクリート住宅の利点はさほど高くはないのです。

とはいえ鉄筋コンクリート住宅を作る場合は、
地震に対する強さは気になるところです。
そこで地震に強い鉄筋コンクリート住宅作りのポイントを見ていきましょう。


鉄筋コンクリート住宅の強度を高めるには、
柱や壁を増やすことが一番です。
特に南側などには、大きな履き出し窓を備えることも多く、
その部分が弱点となりやすいのです。

その大きな開口部の周囲に、しっかり柱や壁を配置し、
弱くなりがちな部分を補強することが大切です。
壁の厚みを増やしたり、梁を大きくすることで、
計算で最低限必要な強さ以上の強度を確保することがポイントなのです。


将来的なインテリアのリフォームを考えると、
内部に作る鉄筋コンクリートの壁を、
出来るだけ少なくすることがポイントとなります。
コンクリート部分は壊せないので、
間仕切壁はできるだけ木や鉄骨を下地に作ったほうが、
将来のリフォームを考えると、便利なのです。

ですが、鉄筋コンクリート住宅の地震に対する強さを重視する場合は、
出来るだけ内部の間仕切も、鉄筋コンクリートで作ったほうが強くなります。
細かい間仕切全てを鉄筋コンクリートでつくると、
逆にバランスが悪くなることもありますが、
適度な長さの鉄筋コンクリート壁を、内部にもしっかり確保することが、
RC住宅の地震に対する強さを高めるポイントなのです。


とはいっても、実際の設計や強度計算などは、
専門家に任せることになります。
そこで地震に強い住まいが欲しいと条件を伝えれば、
通常の5割り増しほどの強さを持つ、
地震に強い鉄筋コンクリート住宅を作ってくれるはずです。
壁式構造の住宅では、特に要求しなくても、
特別地震に強い住宅となることが少なくありません。

地震に対して強くすると、壁や柱が多くなり、
大きな開口が取れない場合もあります。
そこで地震に対する強さを取るか、開放感を取るか、
しっかり考えて決める必要があるのです。

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