メールマガジン こだわりの住まいを上手に創る 第0043号 の内容です。
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住まいづくり研究室 メール便
第0043号 2009年10月02日
住まいづくり研究室 http://www.ie-erabi.com
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住宅の新築から、リフォームやインテリア選びまで、
住まいを上手に創り、活用するための情報をお届けします。
現在のテーマは節約です。
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■エコで節約生活のためには、冷蔵庫にもいろいろなポイントがあります。
冷蔵庫は1日中働いているので、節約の為には大きなポイントとなるのです。
まず冷蔵庫のサイズは、必要最小限の大きさの製品を選びましょう。
最近では省エネ効果の高い製品が多くなっていますが、
冷蔵庫のサイズが大きくなっては、
省エネ効果分の電気を使ってしまうことになるのです。
昔より買い置きする食品が増えていることは確かですが、
傷んで無駄にする食品が増えていることも多いのではないでしょうか。
冷蔵庫のサイズが大きくなると、
そんな傷んでしまう食品が増える原因にもなるので、
電気代と食費で2重の無駄なのです。
さらに大きな冷蔵庫は、発熱も大きくなります。
暖房の補助になるほどではないですが、冷房の効きは確実に悪くなります。
ただでさえコンロなどで暑くなりやすいキッチンが、さらに暑くなります。
そして、暑さを解消する為にエアコンの電気代もより必要となります。
冷蔵庫単体で電気代を減らせても、
エアコンの電気代が増えれば、無駄が増えるということになるのです。
そこで冷蔵庫のサイズは、
不便ではない範囲内でコンパクトな製品が有利といえるのです。
電気代が少なくなる上に、発熱も少なくなるので2重に節約できます。
とはいえ冷蔵庫がいっぱいになるほど食品を詰め込みすぎると、
冷やしにくくなってしまいます。
食品の傷みにもつながるので、程よい隙間を空けることも必要です。
いっぱいに食品を詰め込む必要がない冷蔵庫のサイズを選ぶことも、
ポイントといえます。
冷蔵庫の電気代を節約する為には、冷蔵庫の設置場所もポイントです。
冷蔵庫は発熱していますから、この熱をスムーズに逃がしてあげないと、
熱がこもり、より冷やす必要が生じてしまいます。
そうなると、使う電気代が高くなってしまうのです。
ですから冷蔵庫は、
周囲の棚や壁などから10cm程度の隙間をあけることが基本となるのです。
壁にぴったり付けられると宣伝している冷蔵庫でも、
隙間を開けたほうが、電気代を減らすことが出来ます。
冷蔵庫の上に物を置くと、放熱を妨げてしまいます。
熱は上のほうに移動するので、上に物があると、
熱を上手く放出することが出来なくなってしまうのです。
そこで冷蔵庫の上には、物を置かないことが基本です。
デザイン優先で壁の中に埋め込んだりする場合には、
熱をどこかに逃がす工夫が必要になります
冷蔵庫の熱がこもってしまうと、電気代が掛かるだけでなく、
冷蔵庫の寿命も短くなってしまいます。
冷蔵庫を買うお金まで無駄にしてしまうのです。
冷蔵庫に入れる食品は、熱い場合は冷ましてから入れることが基本です。
最近では熱いものでもそのまま入れられると宣伝している製品もありますが、
電気代は確実に無駄にしてしまいますし、
他の食品を傷める可能性もゼロではありません。
そして無駄な食品は入れないことも基本でしょう。
常温保存が基本の調味料や野菜類は、冷蔵庫に入れるだけ無駄です。
特に冷やして保存する必要がない調味料は、
冷蔵庫から出すと結露して湿りますから、傷みを早める可能性もあるのです。
冷蔵庫で節約する基本は、
コンパクトな製品選びと放熱の隙間をしっかり取ること、
そして無駄に冷やさないことです。
冷蔵庫は消費する電力が大きい製品なので、節約の効果も高い部分です。
冷蔵庫の無駄を減らせば、
電気代だけでなく食品の無駄を無くすことにもつながるのです。
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