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第0012号

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メールマガジン  こだわりの住まいを上手に創る 第0012号  の内容です。

 

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          住まいづくり研究室 メール便

                       第0012号 2008年 9月26日

       住まいづくり研究室   http://www.ie-erabi.com
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このメールマガジンでは、住まいづくりに流れに従い、約1年かけて、
実際の住まいづくりの手順に従った実践形式でお伝えします。

さらに、住まいづくりの為になる情報や建築関係のニュースの中から、
気になるニュースや為になる情報を厳選して掲載します。
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■木造の住まいづくり PART12

今回は 住まいの見積りをチェックするポイントを紹介します。

住まいの計画が進んでくると、
工事の金額を決める見積書を見ることになります。
この見積書は、数字と材料など専門用語の羅列なので、
非常に分かりにくいのが難点です。

しかし、分かりにくいながらもチェックすることは大切です。

では、どのような点を中心にチェックするべきなのでしょうか。

ポイントは、材料の種類と必要な物の確認です。
設計図がある以上、
数量の不足などは見積る側の問題となるのが一般的なので、
それほどチェックする必然性は高くありません。

しかし、仕上などの材料の間違いや、
特に依頼していた設備や家具などのチェックはきちんと行なうべきなのです。


これまでの打ち合わせなどで、
仕上や設備などの変更を行なっていることは多いはずです。
この部分が見積りに反映されていないことも多いので、
この仕上や設備を中心にチェックすることがポイントなのです。


見積書のチェックポイントは、
仕上の種類を設計図と見比べて確認することが第一です。
そして、設備や家具などのパーツがきちんと見積書に記載されていることも
確認します。
特に、キッチンなどいろいろなパーツが組み合わされた部分は、
個別の見積書があれば、注文している項目をチェックしましょう。

見積書を確認するポイントは、
はっきり依頼した仕上や設備の特別な部分を
しっかりチェックすることなのです。
(見積書に対応した図面をはっきり提示してあれば、
図面通りの見積書であることを確認した上で、
図面をチェックすれば見積もりの金額もチェックしたことと
同じになります。)


私のサイトでは
 工事見積書の見方と注意点 http://www.ie-erabi.com/mitum/mitum.html
の中で、詳しい見積りチェックのポイントをまとめています。
自分自身で見積書をしっかりチェックしたい場合には、
これを活用してください。

   次回は、住まいのコストのポイント の予定です。


■住まいの情報

去年の法改正によって、日本の伝統的な木造住宅の作り方である
伝統工法に、過剰な構造計算の手続きを行なうことが必須となり、
日本の伝統工法は壊滅的な打撃をこうむっています。

ただでさえ、日本の伝統的な民家の作りを実践できる大工さんが
減ってしまっている今日、その残り少ない高度な技術を持った大工さんが、
一つの法律によって生活の糧を失っている状態なのです。


通常、国家というものは、自国の国民を守るために法律を作るものなのに、
建築界に至っては、海外優先の法律があまりに多すぎるのです。

農産物には、外国から輸入されるものに関税を掛けて、
日本の農家を守っています。


しかし、建築界ではツーバイフォーを優先するような木造3階建てや、
外来木材など、外国優先としか考えられない政策ばかりです。

その上に、今回の伝統工法を排除する法改正。
何を考えているのでしょうか。


最近ようやく、建築業界の働きかけが実って、
今後3年で伝統工法についての実験や実証を行ない、
基準法を検討することになりましたが、3年間は長すぎるのです。

ガソリンの値段が上がって、出漁やハウス農家に支障が出た際は、
数ヶ月ですら待てなかったという事実。
どう見ても、3年は長すぎるでしょう。


日本の伝統工法には、免震構造や制震構造のような現代の最新の耐震構造の
要素がいっぱい詰まっているのです。
しかも現実に今話題の200年住宅を実現しているという事実。

このような、優れた工法を一旦殺してしまったら、
復活させることは非常に困難です。
早急な対応が必要でしょう。

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