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第0009号

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メールマガジン  こだわりの住まいを上手に創る 第0009号  の内容です。

 

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          住まいづくり研究室 メール便

                       第0009号 2008年 8月15日

       住まいづくり研究室   http://www.ie-erabi.com
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このメールマガジンでは、住まいづくりに流れに従い、約1年かけて、
実際の住まいづくりの手順に従った実践形式でお伝えします。

さらに、住まいづくりの為になる情報や建築関係のニュースの中から、
気になるニュースや為になる情報を厳選して掲載します。
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■木造の住まいづくり PART9

今回はプランと立面です。
いよいよ、住まいの実際の計画が始まります。

そこで最初に目にするのが、平面プランでしょう。
(模型やパースが一緒の場合もありますが、平面プランもあるはずです)
住まいの計画は、このプランを基本に進んでいくので、
しっかりしたチェックが必要です。

このチェックがポイントとはいえ、
プランを見て住宅を正しく理解するのは かなりたいへんです。
変わったプランを提示された場合、
高さも同時に理解しないと判断できないことも少なくありません。


そこで住まいの計画の初期にチェックするべきなのは、
必要な部屋の確認とその部屋同士や廊下や玄関とのつながり方です。
そして一番大切なのが、設計者の説明をじっくり理解することです。

建築家に依頼すると、住まいのプランは千差万別となります。
そこで、住まいのプランのこだわりを聞くことになりますが、
その説明をしっかり聞いていないと、なかなか理解しにくいものです。

そして、しっかり聞いていても理解しにくい部分も多いはすなので、
しっかり質問することが大切なのです。

この質問は、ちょっとでも疑問を感じたことなら何でも良いのです。
ここが好き、ここが嫌いといった感想でも構いません。
そうすれば、気になる部分を改善できるきっかけとなります。
また、この質問することで、住まいのプランに対する理解が深まるのです。


この時、どうしても話が合わないと思ったら、
他の建築家に依頼を変更することも考えましょう。
この段階ならば、ほとんど支出無しに新しい建築家に変更が可能です。

住まいの計画が進んでから建築家を変更すると、
それまでの作業に対して報酬を支払わなければなりません。

また、設計契約についても、
プランを見て、話を聞いてから納得の上で行なうべきです。
初めのプラン無しに設計契約をしたがる相手には注意が必要でしょう。


プランが進んでくると、
立面図(模型やパースやCGなど)も見ることになります。
これはデザインのチェックという意味合いが大きいので、
屋根や外壁などの材料も含めて、
好き嫌いをはっきり話し合うことがポイントです。

窓の大きさも確認できるので、平面プランと見比べてチェックしましょう。
大きな窓については、光や熱を遮る方法についてもチェックが必要です。


いずれにしても、
じっくり話し合い、住まいの計画を正しく理解すること
これが住まいの計画には欠かせない作業です。

その理解をすすめる為にも、住まいの平面や立面のプランに対して、
質問や感想をはっきり建築家に伝えること が大切なのです。


   次回は、収納と動線のチェック の予定です。


■住まいの情報

2012年までに白熱電球の廃止が決定しています。
地球温暖化防止の一環で、
電気エネルギーの効率的な利用が求められる為の措置です。

確かに現在の蛍光灯に比べて
1/4から1/6ほどの発光効率しかない白熱電球は、
省エネルギーに関しては圧倒的に不利です。

しかし白熱電球は、照明としての光の特性をみるとクセが少なく、
一番自然な明かりといえます。
ですから、食堂の照明では今でもよく使われます。

また、電磁波の発生についても他の方式より発生が少ない為に、
人の健康には良い照明だといえるのです。


この白熱電球に代わる照明は、蛍光灯とLEDが主流になりつつあります。
既に蛍光灯は、現在の住宅でも主流です。

この蛍光灯には、短い時間の点灯を繰り返すと、蛍光灯の寿命が短くなり、
消費電力面でも点灯する為のエネルギーがかかるので、
トイレのような部屋には、あまり向かない照明なのです。

そこで頻繁に点灯を繰り返す場所の照明として、LEDに注目が集まっています。
LED照明は、蛍光灯に準じる発光効率を持ち、
点灯の繰り返しに強いという長所があります。

しかし、現在のLED照明は発光効率だけを見ると蛍光灯には及ばず、
照明機器自体のコストも蛍光灯よりもかなり高価です。

そしてこれらの照明の共通の欠点は、
光の3原色を利用して白色にしている為に、中間の色の発色が悪いのです。
赤、青、緑の色はくっきり見えるのですが、
その中間のオレンジ黄色などの発色が弱点となるのです。
現在ではかなり改良されていますが、素性が良い白熱電球には及びません。

また発光時の電磁波の発生が多い為に、
電磁波過敏症の人には向かない照明です。

このように、白熱電球に代わる照明は、
完全に白熱電球より有利な照明というわけではありません。

全体として省エネルギーの為、
蛍光灯やLEDの照明を主流とすることには賛成ですが、
電球の生産自体を中止する方向には、除外項目も必要ではないでしょうか。

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