住まいづくり研究室、タイトル画像

住宅瑕疵担保保険加入の内容

住まいづくり研究室


住宅設計の概要と注意点

省エネ法適合のポイント

木造住宅のつくり方
ツーバイフォー住宅のつくり方
RC造住宅のつくり方
鉄骨造住宅のつくり方

耐震構造と免震構造と制震構造

耐震性と耐久性の関係

ユニバーサルデザイン・バリアフリーを考慮する

私が薦める住宅建材

防犯を考える

家相・風水を考える

設備選びのチェックポイント

工事見積書の見方と注意点

確認申請書の内容を考える

住まいを建てる際の各工程の概要と注意点

住宅工事中と完了時の検査

住宅瑕疵担保履行法とは


住宅新築のはじめに


住宅リフォームはじめに


家づくりの設計と現場


快適さと使いこなし


建物探訪のデザインや
アイデアを活用

テーマ別
住まいづくりのポイント


 

住まいづくり研究室では
一級建築士の管理人が
はじめての住宅取得する際
から上手に使いこなすまで
住宅つくりに役立つ情報を
豊富にわかりやすく紹介

建築家や工務店や
ハウスメーカー選びから
建材設備を選ぶポイント
メンテやインテリアまで
住まいの情報が満載です。

 

 

では実際に住宅瑕疵担保責任の保険に加入する際にはどんなことが必要となるのか、チェックしましょう。
まず設計については、地盤の調査が必須となります。
基礎の構造、そして防水部分が一定の基準を満たすことが基本になります。
基本的には各保険会社の基準は同様なのですが、細かい部分は保険会社によって規定が異なる部分もあるので、加入予定の保険会社を想定した設計の調整が必要となる場合もあります。

保険を利用する場合、以下の流れになります。
建築の確認申請などが終わってから実際の工事を行う前に、工事会社などが保険会社に申し込みます。
そして基礎の工事中と屋根の工事完了時の2回、保険会社による検査が行われます。
工事が完了すれば、保険証が発行されます。

住宅工事を分離発注する場合、保険の適用となる工事を行う工事業者が連盟で保険の契約を行います。
各工事部分に対して各々が保険に入るような考え方で、保険としては1つにまとめて入る形です。
保険の適用とならない部分の工事業者は関係ありません。
保険に加入するには、建設業の許可業者であることが必要です。
逆に住まいの全ての工事が建設業許可のない業者で行う場合、住宅瑕疵担保責任の対象外ともなってしまうのです。


一方保証金を供託する場合、検査はまったくありません。
殆んど野放し状態で、供託金と手続きのみ必要ということです。
ここでも工事がスムーズに進む供託金が有利といえるので、大会社優遇の制度といえます。

この住宅瑕疵担保責任の保険の為にける受けるチェック内容は、地盤調査を除いてフラット35なや品確法などでは十分以上に対応している内容です。
現場の検査にしても、フラット35や品確法ほど詳しいわけではないので半端です。

全ての住宅に対する保証としては、他の制度による検査と重なってしまうので無駄が多い制度ともいえそうです。
さらに供託金においてはチェックすら無しという、何のための制度なのかよく分からない状態でもあります。
建設業許可のない業者で住宅を作ると、保険の対象にならないという抜け穴もあります。
このあたりは、より実効性のある保険制度として早急な改正を期待したいところなのです。

住宅瑕疵担保履行法とは 住宅瑕疵担保保険加入の内容

ページトップ

住まいづくり研究室                                      2012年10月19日更新
住まいづくり研究室 アイコン    「住まいづくり研究室」へのリンクは自由です、連絡も必要ありません。

copyright 2009-2016 kazu All Rights Reserved