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インテリアを上手に使った部屋作りの為に、窓に取り付けるカーテンやブラインド選びはデザイン的にも機能的にも大切なポイントとなります。

カーテンに求められる最も大きな機能は、調光と遮光です。
カーテンを開け閉めすることで外から入ってくる日光の量をコントロールし、外から室内が見えないことでプライバシーを保ったり睡眠を邪魔しないという機能があります。

また断熱の上でも、カーテンは意外に大きな役割を果たします。
ガラス面から入ってくる熱を遮断したり、冷気が伝わることを防ぐ効果があるのです。
また調音や遮音についても、効果は少ないながらあります。
特に厚手のカーテンには吸音の機能があり、窓との隙間が適度な空間となるので、意外に効果の高い吸音性能となることもあります。

このような日光や音を遮る機能については、一般的にブラインドよりもカーテンのほうが効果が高く、薄手の生地より厚手の生地のカーテンのほうが効果が高くなります。
日光を遮る効果を高めた遮光カーテンもあり、明るい時間に就寝する場合などは効果的に暗さを得られます。

ブラインドはカーテンよりも、調光や風通しの点で有利となります。
ブラインドの羽の角度を適度に調整すれば、直射日光を奥に反射させて奥まで照らしたり、光を遮りながら風通しを得たり、比較的自由に日光や風通しをコントロールすることが出来るのです。

また、簡易間仕切りや建具として使うこともあります。
ロールブラインドなら巻き取ってしまうと目立たないので、部屋の分割から書斎コーナーの目隠し、収納部分の目隠しなど、さまざまな使い方が可能です。
もちろんカーテンも簡易間仕切りや建具として使うことができますが、開けた時にも横にカーテンが残ります。


部屋の中でも、窓はかなり大きな面積を占めます。
さらに光や風が入ってくる場所なので、より目立つ場所でもあるのです。
そのためインテリアデザインの上でも、カーテンやブラインド選びは特に大切なポイントとなります。

横方向に開くのは、カーテン、縦型ブラインド、パネルスクリーンなどがあり、広い窓を中心にカーテンは小さい窓にも適します。
上下に開くのは、ブラインド(一般的な横型)、ロールスクリーン、ローマンシェード、すだれなどがあります。
すだれ以外は掃き出し窓にはあまり向かず、腰高さの小さ目の窓向きともいえます。
固定型としては、カフェカーテンやタペストリーなどがありますが、こちらは装飾的な使い方が主になります。

カーテンの素材としてはポリエステルが主流ですが、他に綿や麻や絹、アクリルやレーヨンなどを使った製品もあります。
部屋のインテリアに似合った材質やデザインやカラーのカーテン素材を選ぶことが、インテリアを上手くコーディネートする大きなポイントとなるのです。

カーテンをダブルで吊る場合、一般的には薄手のレースは窓側に、厚手のドレープを室内側に取り付けます。
ケースメント生地はレースとドレープの中間の厚さで、単独で使用することが多い生地です。
ブラインドとカーテンを併用する場合、ブラインドにカーテンが干渉することがあるので、ある程度離して取り付ける必要があります。

カーテンレールには、装飾レールと機能レールの2つがあります。
装飾レールはパイプ状のレールが主流で、レール自体をインテリアの一部として魅せるレールです。
レールを購入する場合は、周囲の家具などにぶつからない長さにする必要があります。
またカーテンフックは天井付けとして注文する必要があります。

機能レールは一般的なカーテンレールで、シンプルなデザインがほとんどです。 レールをカーテンボックス内に取り付ける場合はカーテンフックは天井付け、カーテンボックスがない場合はカーテンフックは正面付けと注文しましょう。

カーテンの寸法を注文する場合、カーテンレールから窓上部までの距離と窓自体の縦横の寸法が必要です。
また掃き出し窓か腰窓なのか、周囲の家具の配置などを事前に確認して、注文時に店員さんとしっかり打ち合わせる方法が安心できます。
スマホで窓の写真を撮って店員さんに見せると、フックのタイプやレールを選びやすくなります。

カーテン寸法


掃き出し窓の場合は、カーテンの長さは窓の高さより若干小さく、腰窓の場合は窓の高さより長めにしますが、窓下に家具を置く場合は家具に掛からない高さにしましょう。
幅はたたみしろ部分を両側に10cmから15cm程度、考える必要があります。
このあたりは窓の形式と寸法を店員さんにしっかり伝えて打ち合わせれば、製作時に調整してくれるはずです。

カーテンには、色々な機能を追加したものがあります。
形状安定加工  ドレープカーテンでシワが出来にくく型崩れしにくいカーテンとなり、家で洗濯できます。
遮光  光を遮る目的で裏地に加工等を施したカーテンで、睡眠時などの遮光だけでなく、中の人の動きが外に見えないので、プライバシー保護にも役立ちます。
消臭・抗菌加工  消臭機能やホルムアルデヒドを吸着・除去する機能を付加したカーテンですが、吸着タイプのものは有効期間(吸着量に限度)があるので注意が必要です。
防汚加工  汚れにくい加工が施されたカーテンで、汚れが目立つ白いレースのカーテン等で特に有効です。
防炎加工  燃えにくいカーテンですが、燃え広がらないだけなので、火であぶると焦げたりします。

このようにカーテン生地には、いろいろな性能を備えるものがあります。
そこでカーテンに欲しい機能があれば、選ぶ際に店員さんにしっかり相談しましょう。


ブラインドは羽の角度を自由に変えることが出来るので、入ってくる光の強さをコントロールする際に便利です。
しっかり閉じて日光を遮るだけでなく、軽く開けて木漏れ日のように陽射しを入れたり、日光を上方に反射させて部屋の奥まで光を届けたりと、いろいろな使い方ができるのです。
羽の材質はアルミが主流ですが、木製のブラインドも増えています。
また縦型では布製のものもあり、いろいろなインテリアにも違和感が少ないデザインのブラインドとなります。

ブラインドの寸法は、一般的な内付けにする場合は窓枠の寸法から高さ、幅共に1cm程度引きますが、製品によって多少異なります。
注文する場合は窓枠内の寸法を正確に測り、窓の寸法のみを伝えれば調整してくれるはずです。
ブラインドと枠の隙間が気になる場合は、窓枠の外側に付ける事も出来ますが、その場合には正面付けタイプを選びましょう。

ブラインドやロールスクリーンは、一本の紐だけで角度まで調整出来たり、開閉と羽の角度調整が別々だったりと、開閉操作にいくつかの方法があります。
操作方法が選べる場合は、窓の大きさや高さや周囲の家具によって、一番操作しやすいタイプを選びましょう。


カーテン・ブラインドを選ぶ場合、インテリアの主役にするか目立たなくするかによって選ぶデザインやカラーが大きく変わってきます。
インテリアの主役にする場合は、はっきりした色やデザインの製品を使いますが、目立たなくする場合には壁の色に合わせましょう。
一つの部屋に窓がいくつかある場合は、基本的に同じ生地のものを選びます。
材質が同じなら、形が違っても違和感はさほど感じられません。
また壁の仕上げが面によって異なる場合は、カーテンを違えると変化が強調され、カーテンを統一すると一体感が得られます。
最近では特殊な見え方をする生地の製品も増えてきていますから、実際に見て触って選ぶことも大切なのです。

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住まいづくり研究室                                      2015年11月23日更新
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