劇的!ビフォーアフター 物件189 つかみどころのない家 物件190 憧れが落胆に変わった家 で出てきたアイデアをチェックしましょう。
今回は物件189 つかみどころのない家 と 物件190 憧れが落胆に変わった家 です。
有名人の実家 親孝行リフォームの2物件です。
手軽なリフォームとして大いに参考となるので、どんな内容のリフォームとなるか楽しみです。
まずは 物件189 つかみどころのない家 のリフォームです。(物件188となっていますが、物件189とのミスでしょう)
お笑いコンビ ハライチの澤部さんの祖母の住まいです。
門から玄関までの段差やでこぼこや、お風呂など水周りに手摺がないなどの不便があって、住みやすいようにバリアフリー化するリフォームとなります。
まずは門から玄関までの間にあった踏み石の隙間を埋めて、平らにしました。
そして段差がある門とポーチの部分に手摺を設置、門から玄関までの動きをスムーズにします。
さすがに全体をスロープ化するとかなりの費用がかかるので、適度なバリアフリー化リフォームといえるでしょう。
玄関の上がり框部分にはスチールパイプと円形の板で腰掛を設置、靴の履き替えをスムーズにします。
設計者得意の手法のようで、高さ調整も可能な便利なつくりです。
ベッドの横にも手摺を設置、起き上がりやすくします。
手摺に握りやすくなる でこぼこ がついているのも、うれしいところでしょう。
トイレまでの廊下にも手摺を設置、必要最小限の部分に抑えることで、狭さを感じにくくしているようです。
もちろん、トイレ内にも手摺を設置します。
そして一番のポイントのお風呂です。
壁のタイルの裏に強度がないので、スポンジに硬化樹脂を含ませてタイルに開けた穴に詰め込み、その周囲を補強します。
補強が出来たところで、手摺を設置して完成です。
この補強が大事なところで、これが無いとタイルが割れて補修に高い費用がかかってしまうことになります。
浴槽にはたくさんの手摺をつけて、浴室内のあらゆる動きに対応できる手摺となりました。
ちょっと手摺が多すぎる印象を感じるかもしれませんが、危険を減らす為には有効な手摺なのです。
浴槽脇の空きスペースに腰掛を作ります。
これも効果が高いもので、浴槽に入る動作をアシストしてくれます。
脱衣スペースにも腰掛を設置して、入浴前の準備の際に使用したり、入浴後にもゆっくり休むスペースともなります。
さすがに元気なおばあちゃん、手摺をトレーニング機器としても使っています。
リフォーム費用は合計40万円程度ですが、介護保険からの助成金を利用して23万円ほどにおさまりました。
バリアフリー化するリフォームには、助成金が付く地域がほとんどなので、有効に活用しましょう。
この金額ならば手軽なバリアフリー化リフォームとしても、費用以上の効果がありそうです。
次は 物件190 憧れが落胆に変わった家 のリフォームです。(物件189となっていますが、こちらも物件190とのミスでしょう)
R−1チャンピオンのお笑い芸人 あべこうじさんの、母の実家のリフォームです。
キッチンに友人から譲り受けたカウンターテーブルを設置しているのですが、非常に狭くて使いづらい状態です。
元々狭目のキッチンには大きすぎたようで、このキッチン部分を使いやすくするリフォームとなります。
お母さん理想のカウンターキッチンを設置できるのか、注目です。
今回はキッチンがある、2階の物を全て運び出しての大改造となるようです。
予算が200万円あるらしく、この有名人シリーズとしては かなり大掛かりなリフォームです。
キッチンとタタミの間の壁を取り払って、ひとつの大きなダイニングキッチンとしています。
柱を切った部分には、補強となる大きな梁を入れました。
壁についていた比較的新しいキッチンを一旦取り払って、対面式のキッチンとして再配置します。
譲り受けたカウンターテーブルにも大きな手を加え、キッチンに適したカウンターテーブルに作り直しています。
天板を跳ね上げ式として、使いやすさやロフトへの動線も配慮したカウンターテーブルです。
キッチン部分にその完成したカウンターテーブルを配して、お母さんの夢のキッチンが完成です。
キッチンには収納や作業台もついて、広く使いやすくなりました。
腰掛や小物入れつきの椅子など、細かい配慮がうれしいキッチンです。
畳部分も現代的な琉球タタミに変更、リビングダイニングとしてくつろげる空間にもなります。
タタミの部分を若干狭くすることで、テレビ廻りの収納やカウンター後ろのスペースも確保しています。
残った畳は隣の洋室に敷いて、和室の夫婦寝室として再利用です。
押入れも広げることで、子供部屋だった洋室が、使いやすい寝室へとリフォームされました。
劇的!ビフォーアフター 物件189 つかみどころのない家 と 物件190 憧れが落胆に変わった家 は、手軽なバリアフリー化のリフォームと、かなり本格的なリビングダイニングキッチンから寝室までのリフォームとなりました。
バリアフリー化リフォームは、まさにお手本ともいえるリフォーム内容で、お手軽なコストを考えると非常にお勧めのリフォームといえそうです。
さほど無理をしない費用で行えるので、我慢して使うよりも、少しでも手を加えることの大切さを教えてくれました。
キッチンのリフォームは、本格的なキッチンのリフォームとして興味深い内容でした。
昔の細かい部屋に分けられた使いにくい住まいを、広く使える住まいとするリフォームを行うには、これくらいの費用が必要となるようです。
さらにキッチンを交換した場合は、その費用分が上乗せされることも予想が出来ます。
逆にこれくらいの費用をかければ、現代の住まいに匹敵する快適な住まいの空間を作ることも可能なのです。
それを教えてくれた意味でも、興味深いリフォームだったといえるでしょう。
バリアフリー化とキッチンは、リフォームの中でも良く行われる部分なので、その為の参考として非常に参考となる内容でした。